Weppy Labo(ウィッピーラボ)

Weppy(ウィッピー)とは、We Happyの造語です!

体験型運動療育とは

体験型運動療育は、子どもたちが身体活動を通じて様々なスキルを学び、成長するための改善プログラムです。このプログラムは、子どもたちの身体的、精神的な発達を促進するため、運動を基盤とする活動を通じて、子どもたちが自己肯定感を高め、社会性やコミュニケーションスキルを磨くことを目的としています。具体的には、運動プログラムが、個々の子どもの課題と合わせてカスタマイズされ、発達段階や興味、能力に応じて調整されます。

 

対象となる児童

単に困りごとのある子どもだけでなく
発達に不安があるなど全ての子どもたちが対象です

運動療育の対象となるのは単に困りごとのある子どもだけでなく、
発達に不安があるなど全ての子どもたちが対象です。
体幹が不安定・平衡感覚が鈍い・運動発達の遅れ、
社会性やコミュニケーションの困り、感覚統合の課題などが含まれます。
Weppy Laboでは、こうした子どもたちに特化したプログラムを提供し発達をサポートします。
運動療育は、単に身体活動にとどまらず、
子どもたちの自立や生活スキルの向上にも役立ち、多くの成果が期待できます。
体験型運動療育は、子どもたち一人ひとりに対応し、
今まで自分でも発見できなかった可能性を最大限に引き出すことを目指しています。
このプログラムによって、子どもたちは自らの能力を認識し自己肯定感が高まり、
新たな自信を得ることができる様になります。

 
 
 

体験型運動療育の4つの目的と効果

1.協調運動の発達を促すため

発達障害があるお子さんの中には、感覚の協調を苦手とする子が多くいます。日常生活の中には感覚の協調を必要とする事が多く、目から見た情報と体の動きを協調させたり、左右の手の動きを協調させたりすることも必要です。
 周りの子が無意識で出来ている、感覚と行動の協調は一部の発達障害児には大変難しい行動であることが少なくありません。
 体験型運動療育を通して、感覚や行動の協調を学ぶことも目的のひとつです。感覚や行動の協調は日常生活や運動以外に、勉強などにも必要です。
鉛筆を握って字を書く際、視覚で字を書く位置やバランスを確認しつつ指先で鉛筆をコントロールし、書きたい文字を脳で考えて字を書きます。運動療養によって感覚や行動の協調がスムーズに行えるようになると、学習意欲が向上することもあるでしょう。

2.自分の身体のコントロール方法を学ぶため

体験型運動療養によって、自分自身の体をコントロールする能力を身に付ける目的もあります。発達障害を持つ子どもの中には、力のコントロールを苦手とする子が少なくありません。
 自分では軽く他人に触れたつもりだったのに力が入り過ぎてしまい「叩いた」と認識されてしまったり、そっとプリントを持ったつもりがクシャクシャに握りつぶしてしまったりします。
本人のイメージと力加減がしっかりとリンクせず、「乱暴」「粗雑」などのイメージを持たれてしまうケースも多くみられます。
 体験型運動療法を通じて、自分自身の体のコントロール方法を学び、自分自身のイメージとパワーコントロールのズレを減らすことも期待されます。

3.自己肯定感を高める

発達障害児の多くは健常児と共に過ごしています。一般の保育園や幼稚園に通いながら療育を行う子どもや、小学校では通常級と特別支援級を併用するケースも多いからです。
 その中で、コミュニケーションが上手くとれないことや、健常児と同じ事をできないという失敗経験を積みやすいのが大きな問題となっています。
失敗を繰り返すことで自己嫌悪や自己否定を起こしてしまったり、他人と上手く関われないことで消極的になってしまうケースもあるでしょう。
 体験型運動療育では「できた」という自己肯定感の向上を目的とする一面もあります。運動には多種多様なものがあり、勝敗にこだわるものばかりではありません。机に座って行う学習に比べると、プログラムの内容を慎重に考えれば「できない」を限りなく減らすことも可能です。
子ども自身が持つ療育へのモチベーションを高め、自信をつけさせる際にも運動療育は適していると言えるでしょう。

4.ストレスを発散する

 発達障害児の中には多動性や衝動性などの特性を持ち、じっとしている事を苦手とする子ども達も少なくありません。そんな子ども達にとって着席して机に向かって行う療育は、多かれ少なかれストレスになることもあるでしょう。
 子ども達のストレスを発散させる意味でも運動療育が取り入れられています。
運動療育で充分に体を動かしてからパワーを発散させてから学習療育を行ったり、頑張って着席して療育に取り組んだご褒美として楽しく体を動かす運動療育を行うなど、子どもにとってできる限りストレスを減らしながら療育を行うためにも大切なプログラムです。

体験型運動療育の効果

 一般の保育園や幼稚園、学校などでも、外遊びや体操、体育などの授業はつきものです。子どもの発達にとって運動は欠かせないものと言えます。療育でも、子どもの発達にとって運動が必要だという点は同じです。

感覚統合のトレーニングになる

発達障害児の中には、感覚統合を苦手とする子が多くいます。 感覚統合とは複数の感覚を整理することで、私達は日常生活の中で無意識に感覚統合を行っています。全身で感じるさまざまな刺激の中から、必要な刺激や情報を連動させているのです。 話を聞いている時に、どこかで何かの音がしたら、音が聞こえた瞬間は意識するものの「話を聞かなければ」とまた意識を相手に向け直します。この時、脳では相手の声に意識を向け、他の情報や刺激に意識を向けないよう感覚をコントロールしているのです。
感覚統合が苦手だと、相手の話を聞かなければいけないと分かっているのに、他の刺激が気になったり、興味を引く刺激に注意を向けてしまったりします。
運動療育では、全身にさまざまな刺激を受け情報を整理しながらプログラムを行います。これにより、必要な情報を優先したり、反対に不要な情報を意識的に排除する感覚統合のトレーニングになります。

脳細胞の成長を促す

 運動をして体の動きと共に脳を働かせると脳由来神経栄養因子(BDNF)という物質が分泌されます。BDNFは、脳の発達に欠かせない分泌で、神経細胞の形成や脳の重要な血管を作る物質です。 このように、運動は体の発達だけでなく脳の発達を促す効果もあります。

体験型運動療育の具体的な活動である
粗大運動と微細運動について

・ 粗大運動とは

姿勢を保ったり、バランスをとったり、あるいは身体全体を使って歩いたり走ったり、ジャンプしたりするような運動を粗大運動といいます。粗大運動は、発達とともに変化したり、獲得したりします。生後間もない赤ちゃんが、手足を伸ばしたり身体をひねったりする様子が、初期の粗大運動といえます。その後寝返りをうてるようになり、ハイハイができ、つかまり立ちができ、歩けるようになる。いずれも、粗大運動に位置づけられるものです。
  粗大運動は、いわゆる日常生活において核となる運動です。大人も子どもも、多くの人が、毎日立ち上がり、毎日歩き、時には走って、また座った姿勢を保って生活しています。また、スポーツなどでは、目と手や、手と足など、複数の箇所を同時に動かす「協調運動」も求められます。キャッチボールは、投げられたボールを目で見て、ボールの軌道を予測し、到達予測地点に手を伸ばし、ボールの到達と同時に手を握る、という、複数の粗大運動によって構成されています。目で見ること、手を動かすこと、どちらが欠けてもうまくボールはキャッチできません。目と手の「協調」があって達成できる運動といえるわけです。テレビでみかける「運動できない芸人(番組内では運動神経悪い芸人と表記)」などの多くは、この協調の部分が苦手であるために、手と足を同時に動かすべきところでぎこちなさが生まれたり、目で見た情報にあわせて手足を動かしたりすることにつまずいている可能性があります。

・ 微細運動とは

 手や指を使った細かく精密な動作を必要とするものが微細運動といいます。字や絵を書いたり、箸を使ったり、積み木で遊びやビーズ遊びも微細運動の仲間です。
大きい物を扱うよりも、小さい物を扱う方が、微細運動の難易度は高いというのが一般的です。微細運動を日常でどの程度用いるかは、人によって、特に職業によって大きく異なります。いわゆる日本の伝統工芸のようなものは、微細運動がたくさん求められそうです。粗大運動は、ほとんどの動物に備わっている一方で、微細運動は、ヒトと、それに近い類人猿くらいにしか見られない運動です。進化の過程で備わった運動、とも言われています。

粗大運動と微細運動の例

 体験型運動療育では、子どもたちに応じた様々な活動が行われます。これには、粗大運動と微細運動が含まれます。粗大運動は、走る、跳ぶ、登るなど全身を使った大きな動きで、子どもたちの基本的な運動能力と協調性を養います。一方、微細運動は、細かい手指の動きに焦点を当て、例えば箸で物を摘まむ、絵を描くなどの活動を通じて、手先の器用さや集中力を高めるものです。
「手先の器用さや集中力を高めないとどうなるの?」と思われる人もいるかもしれません。
手先の器用さや集中力を高めるトレーニングをする主な理由は、子どもたちの微細運動能力と認知機能の発達を促進するためです。微細運動能力は、小さな筋肉、特に手や指の筋肉を使用する活動に関連しています。このような能力を養うことは、日常生活のスキル、例えば書く、食べる、服を着るといった基本的な自己管理能力の発達に直接的に貢献します。また、集中力を高めるトレーニングは、学業や他の活動における注意力と持続力の向上に役立ちます。これらのスキルは、子どもたちが学校や日常生活においてより効果的に機能するために不可欠です。

実施しているプログラム

・ ボール遊び
・ ブランコ
・ トランポリン ・ 平均台・バランス渡り
・ リトミック
・ マット運動等
・ 積み木、ブロック遊び
・ おりがみ
・ 工作、制作活動(季節のものや手作り玩具を作る。アクアビーズなど)


 粗大運動も微細運動も、一気に能力が高まるような性質のものではありません。毎日少しずつでもその運動に取り組むことで、徐々に上達していきます。
 保護者は焦らず見守り、子どものチャレンジする姿勢や、運動自体に興味を持つ事への称賛の声を掛けてください。
 定着を促すには、あまりその行動の正確さや文字の美しさに拘りすぎず、取り組み自体を褒めてあげるように働きかける事が、子ども達の自己肯定感を高め、成功体験に繋がり、長期的永続的に取り組む意欲に繋がることになり、また保護者との絆を深めることに繋がっていきます。
 お子さんの頑張りを見守りながら、褒めて成長を促していきましょう。

体験型運動療育 Weppy Labo ウィッピー ラボ

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